趣味花・前回の続き
前回のあらすじ(笑) 趣味花=自己満足を叶える玩具・・・(はっきりとは言わなかったかとは思いますが・・・)、と言う所で間が空いてしまいました。
13~14日のお休みは実は泊まりがけの検査入院でして、検査中に大きなポリープが見つかり切除手術になってしまって、ほぼ一週間必要最小限の仕事に留めて安静にしておりました(*_*;
その間に続きの文書など考えておりましたが、文脈を纏めるほどのオツムがある訳でもなく、また取り止めの無い文書になりそうです。
さて前回からの続きですが・・・
繰り返しになりますが、蘭科植物ほど観賞以外の役に立たない植物も珍しいので、花や株を「見て楽しむ」のが蘭の実用性(一部香りと言う要素は有りますが)でしょう。
何故に1世紀半もかけてここまで花を進化させてきたのか?
答えは、【自生地から採取してきた花が、実用性(=観賞用)に不満足だった ⇒ 個体選別・品種改良が行われてきた】 恐らくこれが正解でしょう。
東洋蘭の世界では長らく、自然種(山採り採取品)のみに価値が有り、交配による品種改良は邪道という考え方が根強く存在し、今でもそれが(建前上)一定の権威を振るっています。(詳しくは別の機会に)
その為、東洋蘭の世界では個体選別が洋蘭に比べて一層厳しく行われてきました。
私は蘭を趣味にしておりますから(今は仕事になってしまいましたが)、玩具として私の自己満足を満たしてくれる蘭が矢張り好きです。
コレクターとしての自己満足
栽培者としての自己満足
交配・育種としての自己満足
これら全てとは言いませんが、ある程度を満足させてくれないと手を出す気にはなれません。
負け惜しみになるかも知れませんが、自分には人目を惹こうという欲求が少ないようで蘭展に出品したり・審査を受けたりと言う行為が蘭歴の割に非常に少ないです、自分の趣向としては寧ろコレクターの欲求の方が強い気がします。 フィギアを集めているようなコレクターに似た感じでしょうかね。
よくつまらない物ばかり集めて・・・と知り合いには言われたりしますが、私にはそれがその場ではどうしても欲しい物に見えている訳です・・・後で「しまった」と思う事も多いです。(^-^;
このブログを読んでいる奇特な方がいらっしゃいましたら、ひとつ質問です。
蘭の東西を問わず、色が綺麗で・花が大きくて・丸くて・花持ちが良い、のが良いとされて来ました・・・何故でしょうか? 私の思う答えははここまでの文書を読めば恐らく推測できると思います。
私を満足させる答えが有りましたら、お問い合わせフォームまたはメールでお考えをお聞かせ下さい。一番、と思うお答えを頂いた方には何か商品を出しましょう。
次回へ続く